横浜・神奈川バイオビジネス・ネットワークは、バイオ産業推進のための支援事業とネットワークの強化をおこなっていきます。

横浜・神奈川バイオビジネスネットワーク
バイオの技術で。より良い社会を
当ネットワークについて 事業内容 データベース 入会案内 リンク集 お問い合せ トップ ログイン
新着情報
財団法人
木原記念横浜生命科学振興財団
244-0813
神奈川県横浜市戸塚区
舞岡町641-12
TEL 045-825-3487
FAX 045-825-3307
E-mail : info@yk-bio.net

 


新着情報

    ニューヨーク発「北米のバイオ最新情報」

横浜市の姉妹都市のひとつ、米国カリフォルニア州サンディエゴ市は、世界の最先端を走るバイオクラスターとして世界的に有名です。このレポートでは、サンディエゴを始め、アメリカ及びカナダのバイオ事情について、横浜市ニューヨーク事務所が、現地の専門家に依頼してとりまとめた最新の情報をお送りします。
横浜市ニューヨーク事務所 所長 早川恵庸

◆◆◆ 2005年6月7日 ◆◆◆
新しい糖尿病治療薬の開発

 2型糖尿病に対する新しい治療アプローチが、サンディエゴにあるMetabasis Therapeutics社のDr. Max Dangによりこのほど発表された。これは酵素、Fructose 1,6-bisphosphatase(FBPase)を阻害する新規なphosphonateの開発研究の結果得られたものである。
 同博士によると、糖尿病に効果があるとされる薬の半数以上は、既存の医薬品を含めて、American Diabetic Associationによる治療のターゲットにマッチしていない、とのことである。
 肝臓におけるグルコースの生成(HGP)は、glycogenolysis とgluconeogenesisという2つの経路を経由しているが、FBPaseは後者に関与している酵素の一つである。この酵素は、糖尿病を促進するように働いているので、新薬のターゲットとなる可能性がある。
この酵素の通常の基質はAMPで、同社はbenzimidazole phosphonateから、プロドラッグとして経口投与できることの知られているthiazole phosphonateまでの新しいAMP模倣化合物を設計している。
 なお現在Metabasis Therapeutics社では、新規の有機燐酸塩bisamidateプロドラッグについて研究を進めているという。

迅速な抗体の選抜と生産技術

 サンディエゴのBiosite社は、現在広く利用されているハイブリドーマ技術よりも、迅速かつ効果的な抗体の選抜と生産を可能とした、抗体のファージ・ディスプレイ利用プロセスを開発した。この技術は、ターゲットの解析のために、特異抗体をコードしているカスタム・オムニクローナル抗体ライブラリーのハイスループット作成を可能としたものといわれる。
 このようなライブラリーから得られたオムニクローナル抗体は、高いアフィニティで標的に結合する何千もの異なった抗体を含んでいる。モノクローン抗体候補は、一つのオムニクローナル抗体ライブラリーから迅速に選抜することが出来、しかも製品開発に必要な量の抗体を生産することが出来る。製品開発の途上では、予想しなかった抗体の交差反応が起こり、アッセーの特異性を上げるためには更に抗体選抜を行う必要がある場合がある。
 ハイブリドーマ技術とは異なり、オムニクローナル抗体ライブラリーはこのような場合でも、迅速に抗体候補を与えてくれる。
 1999年、Biosite社の研究機関であるBiosite Discoveryが社内に設立されたが、ここではある種の蛋白の濃度が病気に関連しているか否かを見出すための研究を行っている。この研究所におけるマーカー探しは、そのマーカーが病気診断に利用できるかどうかを決定するのが目的で、既知の病気マーカーと可能性を持ったマーカーの両方について解析を行っている。若しある蛋白マーカーの診断的利用が確かめられると、商業的生産の可能性について研究調査を行うことになる。同社では社内の研究プログラムを通して、標的とする病気部位に関連すると思われる標的を活発に集めている。
 この会社の卒中に関連するマーカー研究プロジェクトは、Duke Universityと共同で実施されたもので、同社のBiosite Discoveryプログラムの第一号である。
 Discoveryプログラムのその他の研究には、製薬会社との共同研究がある。また製薬会社からの依頼で、高アフィニティのヒトやネズミ類の抗体を生産している。同社の宣伝によると、一つのマーカー決定に50万ドルも費用がかかるのが普通だが、同社ではこのプログラムにより70ものマルチマーカーを作り、そのコストは20分の1だとのことである。

クリスタログラフィーのサービス企業

 サンディエゴのActiveSight社はLexicon Pharmaceuticals社(The Woodlands, TX)と蛋白クリスタログラフィーサービスに関して2度目の契約を結んだ。この新しい契約ではLexicon社の低分子化合物がco-crystallographyで確認され、ActiveSight社により人間用の医薬蛋白にまで開発するものである。

CMVワクチン臨床試験へ

 サンディエゴのVical社は、cytomegalovirus (CMV)に対するワクチンについて得られたフェーズ沁詞アの結果から、造血細胞移植(HCT)患者によるフェーズ試験に進むことになった。
フェーズ試験氓ナは、健康な成人について、この免疫治療ワクチンに対する安全性と免疫応答を調べたものである。このたびこれに、安全で高レベルの免疫応答が認められたもの。

新ベーターラクタマーゼ活性阻害物質

 カナダモントリオールにあるMethylGene社は、細菌感染治療のベーターラクタマーゼ阻害剤に関するアメリカ特許(US 6,884,791)を獲得した。これはMerck & Co.と共に開発したもので、penicillin、cephalosporin、carbapenem、monobactamなどのベーターラクタム抗生物質を分解する細菌の酵素である。
 この特許で保護されるのは、MethylGene社の新しいsulfonamido-methylphosphonate類である。

前立腺癌新免疫治療 

 カナダのエドモントンにあるViRexx Medical社は、前立腺癌の免疫治療に関しアメリカ特許を得た。(6,881,405)この特許は特異的な抗体、或いは抗体の一部を利用して、前立腺癌特異的抗原に対する免疫応答を誘導する方法をカバーしたものである。同社のProstaRex が前立腺癌の免疫治療で、AITTM技術プラットフォームの一つである。

戻る



| 当ネットワークについて | 事業内容 | データベース | 入会案内 | リンク集 | プライバシーポリシー | サイトマップ | お問い合せ | トップ | ログイン

Copyright(c)2005 Yokohama Kanagawa Bio-Business Network. All Rights Reserved.