|
|
| 横浜市の姉妹都市のひとつ、米国カリフォルニア州サンディエゴ市は、世界の最先端を走るバイオクラスターとして世界的に有名です。このレポートでは、サンディエゴを始め、アメリカ及びカナダのバイオ事情について、横浜市ニューヨーク事務所が、現地の専門家に依頼してとりまとめた最新の情報をお送りします。 |
|
◆◆◆ 2006年4月18日 ◆◆◆ |
ISIS Pharmaceutical社、新薬候補ISIS 301012の臨床試験開始 |
サンディエゴのIsis Pharmaceuticals社は、同じ家系で見られる高コレステロール疾患の治療に利用できる物質、ISIS
301012の開発プログラムを開始したと発表している。
ISIS 301012とは第2世代のantisense drugで、低密度リポ蛋白コレステロール(low-density
lipoprotein cholesterol) と、同じく低密度リポ蛋白(low-density lipoprotein)の合成並びにこれらの輸送にとって重要な働きをしているapoB-100の濃度を減少させる作用がある。
ISIS 301012のフェーズ臨床試験は、脂質(リピッド)を低下させる従来の治療法では効果が見られなかった高コレステロール疾患の患者に対して、安全性と有効性を評価するのが目的である。この試験は6週間にわたり、それぞれ50、100
、200 mgのISIS 301012を投与する計画で、その後更に5ヶ月間様子を見ることになっている。
Isis Pharmaceutical社、
Achaogen社に抗菌物質プログラムをライセンス
|
Isis Pharmaceuticals社は、同社のaminoglycosideプログラムをAchaogen社(カリフォルニア州South
San Francisco)にライセンスした。このプログラムは、抗生物質耐性菌感染症治療を目的として、Isis社のIbis部門で行っていた研究の成果である。Achaogen社はこのプログラムと製品について、Isis社に引き続いて単独で開発を行うことになる。
Invitrogen社の蛋白同定、PrptpArrayTM
|
サンディエゴ、Invitrogen社の開発したPrptpArrayTMは、新しいフォーマットを用いて非常に多種類の蛋白の研究に利用することができる。即ち、PrptpArrayTM
は5,000種類もの人間の蛋白について、体内を循環している抗体レベルの上昇或いは下降を知ることが出来るように設計されているという。
このシステムのプロセスは、クローニングされた遺伝子の収集、baculovirusでの発現、ハイスループット精製、そして最後にマイクロアレーの組み立て、などから成っている。蛋白はkinase, transcription
factors, membrane proteins, nuclear proteins からsignal transducersまでの全範囲を含んでいる。
コレクションから得られ発現された蛋白は、ガラススライド上に複数でプリントされ、抗体との相互作用によって迅速に篩い分けが行われる。蛋白は、最高の品質を維持できるように設計された条件下で精製される。精製されたヒトの蛋白は、コントロールされた条件下でプリントされる。
有効なバイオマーカーに関して、病人からの血清とプローブすることで同定、健康人の血清をコントロールとして比較することが出来る。病状が明確に示されない患者についても、この病気と関連した蛋白に対する抗体を生成させることができる。予備的な実験ではあるが、蛋白アレイ上のヒト抗体蛋白複合体検出で、この方法が特異性高く高感度であることが示された。
Invitrogen社のチームは、メラノーマ患者と健康な人からの血清サンプルを比較することで、メラノーマの自己抗原となることが知られている幾種類かを含めて、100種類もの新しいバイオマーカーを決定出来た。
このInvitrogen社のアレイ技術は、モノクローン・スクリーンニングによる抗体候補とミクロアレイ中に存在する蛋白との交差反応を確認することも出来る。
Immusol社、ウイルスによる腫瘍細胞崩壊治療技術取得
|
サンディエゴのImmusol社は、herpes simplex virusを使った新しい腫瘍細胞を崩壊させるウイルス治療法について、Baylor College
of Medicineと世界中の独占的権利に関するライセンス契約を締結した。この治療法は種々の動物腫瘍を用いた前臨床試験で、安全性と強力な効果が認められている。
Ingenium Pharmaceuticals社とElan社との契約
|
ドイツのMartinsriedにある Ingenium Pharmaceuticals社は、最近geneticsの会社から新薬発見と開発の会社に変わりつつある。同社ではバイオインフォーマテックス解析後、興味ある変異を持っている精子を、実験用のマウスモデルを創る目的で利用している。同社の方法によると、複雑なES操作やキメラ形成を避けることが出来る。
この技術はマウスのみかラットにも適用できるが、ラットは中枢神経系疾患の有用な動物モデルとして利用することが出来る。Ingenium社はサンディエゴのElan社と長期にわたる神経疾患性の疼痛コントロールについての強力な契約を有している。
| Ingenium Pharmaceuticals |
|
| Elan |
|
Allergan社がExonHit Therapeutics社と協力
|
ExonHit Therapeutics社(本社はフランス、アメリカはメリーランド州Gaithersburg,)は、サンディエゴのAllergan社と協力して、SpliceArray法により神経疾患疼痛に関連して変化したシグナル経路の決定を行う。同社では既に、新しい経口投与可能な低分子物質を開発中で、これはin
vivoの前臨床試験で有望な結果が得られているという。
| Allergan |
|
| ExonHit Therapeutics |
|
|
戻る
|